福島市中町、街中の喧騒から少し外れた場所にある「中町喜多八」は、大正9年創業の歴史あるそば処。
その落ち着いた佇まいと、丁寧に作られたそばが印象的で、静かに食事を楽しめるお店です。
今回は、暑さの厳しい真夏の昼下がりに「海老天おろしそば」をいただいてきました。
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📅 投稿日:2025年7月24日
(※価格やメニューは訪問時点のものです。変更となる場合があります)
店舗紹介

外観
店舗の正面には、年季の入った木の看板と暖簾が掲げられ、長い年月を感じさせる落ち着いた雰囲気が漂っています。
入口の暖簾や飾り棚には温かみがあり、通りがかりでも思わず足を止めたくなるような佇まいです。



内装
店内に一歩足を踏み入れると、やわらかな照明と木の温もりが迎えてくれます。
カウンター6席、テーブル2卓、奥には掘りごたつ式のお座敷が3卓あり、ゆったりと過ごせます。
特徴的だったのはカウンター上部のインテリア。
藁葺屋根を模したような造りが目を引き、屋台のような懐かしい雰囲気を演出していました。
厨房はオープンで清潔感があり、店主様の所作も見えるのが楽しいポイントです。
メニュー


中町喜多八のメニューは、そば・うどんを中心にバリエーションが豊富。
冷たいそば、温かいそばはもちろん、天ざる、野菜天、鴨せいろ、カレーそばなど、気分に応じて選べます。
丼ものも天丼や親子丼が用意されています。
また、日本酒やビールなどのお酒もあり、夜に軽く一杯という使い方もできそうです。
※価格や内容は訪問時点のものです。変更となる場合がございますので、ご了承ください。
海老天おろしそば

この日いただいたのは「海老天おろしそば」。

器いっぱいに広がる天ぷらと薬味の盛りつけが美しく、見た目からも食欲をそそります。
主役の海老天は、ぷりっとした食感がしっかりと感じられ、存在感のある一品。
衣はほどよい厚みがありながら、カラッと軽やかに揚がっていて、香ばしさと満足感のある仕上がり。
そばの上には、たっぷりの大根おろしが乗っており、つゆと一緒に食べることで全体をさっぱりとまとめてくれます。
おろしはきめ細かく、ほんのりと自然な辛味と甘みがあり、天ぷらの油をやさしく受け止めてくれる存在でした。
天ぷらは海老のほかに、ピーマン、ニンジン、ゴーヤ、さつまいもの4種類。
それぞれが揚げたてで香ばしく、特にゴーヤのほろ苦さとさつまいものやさしい甘さが印象的でした。
そばは細めで、しっかりと冷水で締められていてのどごし抜群。
さまざまな味と食感が一皿で楽しめる、満足度の高いそばでした。
まとめ
この日は仕事の合間、午後1時ごろに訪れました。
平日の昼間にもかかわらず、店内には数名の常連らしきお客さんがいて、穏やかな空気が流れていました。
この日の福島市は駅前の温度計で41度という暑さ。
こういう日は冷たいそばが本当にありがたく、しっかり冷えた麺とおろしのさっぱり感に、自然と箸が進みました。
揚げたての天ぷらは一つひとつ丁寧に作られている印象で、どの具材もおいしく、ボリュームも十分。
落ち着いた空間で静かに食事ができて、暑さによる身体の疲れも少し和らぎました。
気取らず、ふらりと立ち寄れるような雰囲気と、丁寧に作られたそば。
地元の人に長く愛されてきた理由が自然と伝わってくるお店でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これからも福島の素敵なお店や風景を、少しずつ紹介していきます。
店舗情報
店舗名 | 中町喜多八 |
住所 | 福島県福島市中町9−16 |
駐車場 | あり |
※店舗情報はGoogleマップより引用しています。
※マップの「拡大地図を表示」から、Googleマップの店舗ページにアクセスできます。
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